リラックスの先の強さへ
ヨガの練習は、
リラックスを学ぶことから始まります。
なぜ、リラックスが大切なのか。
その反対の緊張は、
私たちのエネルギーを奪うから。
怒り、悲しみ、恐れ、貪欲といった感情が、私たちの肉体を緊張させ、脈を上げ、血圧を上昇させる。
そこで、心身の活動を調整しバランスを取るために、エネルギーを無自覚に消耗するのではなく、節約することの必要性を学び、体を肉体と精神を乗せる自動車と見なして、省エネで走るための練習が始まります。
ヨガの穏やかなポーズや瞑想で、くつろぎ、休息している時に英気を養う自然な方法を思い出すのです。
しかし、リラックスだけ求める穏やかなポーズでは、体力の向上は期待できません。
リラックスを学んだら、そこに留まらず、
次のステージ、強さに向かって進みましょう。
鎮めた気はダルマ(果たすべき仕事)に向かって発散すべきものだから。
仰向けで穏やかな腹式呼吸が出来るのは当然です。
横隔膜もインナーマッスルも垂れ下がり、
床が支えてくれるから。
肺には筋肉がありません。
肋骨の周りの肋間筋、
肋骨の下の横隔膜、
これらの肺周囲の筋肉を
自覚的に動かして腹式呼吸をしましょう。
逆転のポーズ、上半身を強化するポーズを多く取り入れたり、
ポーズのキープ時間を長めにして、
これまでより負荷をかけて動きましょう。
はあー、と大きな溜め息を声にして吐き出す。
丹田、横隔膜を背中の方に一気に引っ込める。
内臓を動かす。
吐ききれないなら
負荷が足りてません。
考える隙あれば
負荷が足りてません。
リラックスを学んだので、
「気」は不足していませんよ。
巡らせることを知らないだけ。
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